日常

三日見ぬ間の・・・

2015年 04月16日 - 日常

立正院近郊もまさに桜花爛漫。
境内のサクラも満開です。
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時間が一寸ある時の散歩コースである山ノ入ダム(あだち湖)の湖畔にあるサクラ並木も今が見ごろです。
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「世の中は 三日見ぬ間の 桜かな」という大島蓼太の俳句をご存知のことでしょう。
「世の中は、3日見ないうちに散ってしまう桜の花のようなものだ」と訳し、世の中の移り変わりが激しいことのたとえです。
サクラも週末まで何とかガンバってくれそうですから、春の暖かい日差しを浴びながら、お弁当を広げるのもいいでしょう。
近頃はライトアップされた木も多くムード満点ですから、夜の桜を見学するのもとても美しいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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旅先雑感

2015年 04月15日 - 日常

12日は早朝の法務を済ませ、親しい友人のご両親の年忌法要にお参りするため、車で山梨に向かいました。
先月来、霊峰富士を駿河からばかり見ていましたが、甲斐から見る残雪を被った富士は早咲きのサクラとも相まってさらに雄大です。
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昔々、もっともっと若かったころ静岡県に住む先輩からこんな話を聞いたことがありました。
「裾野より、まくり見たるお富士山、甲斐で見るより駿河一番」
これは有名な蜀山人の狂歌なんですが・・・お分かりになるでしょうか?
凄まじいセンスですこれは・・・。
法華坊主も大人になってはじめてわかったのですが、僧職の身ですからシモネタは控えておきましょう。(笑)

13日はそれこそ裾野を経由して、後輩と一緒に雨中の高速道路を乗り継いで仙台まで走行しました。
月例の東日本大震災・被災地供養が目的です。
14日に閖上中学校をお詣りしたら、かつての校訓碑が置いてありました。
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津波で流されたものが4年ぶりに従来の場所に戻ったのか?、仮置きの現場を見るとまだまだ復興道半ばといった胸の痛む思いです。
日和山や荒浜海岸を巡り、供養と祈願をお勤めしてきましたが、復興の進捗状況には温度差があります。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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花冷えの毎日

2015年 04月10日 - 日常

連日、寒さがぶり返しています。
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しばらく暖かい日が続いた後、ぶり返す寒さを3月までは「寒の戻り」あるいは「余寒」などと表現していました。
同じように寒さのぶり返す時、その季節毎に違った言葉で表されています。
今年は桜の開花が早かったため、すでに花が散ってしまった地方もありますが、やはり一般的に桜の季節と言えば4月、お花見に行って妙に肌寒い日もあるでしょう。
この頃の寒さは、桜の花になぞらえて「花冷え」と表現されています。
5月、日本列島は新緑のシーズン、時折、若葉も震えるような冷たい空気におおわれ、「若葉寒む」と言われる事があります。
また6月、北海道ではライラックの花が満開になる頃、肌寒い日が続く事があります。
ライラックの別名をリラと言う事から、「リラ冷え」と表現される事があるようです。
さらに季節が進んで6月から7月にもなると、日本列島は雨の季節、東風が吹き込むと、太平洋側の地方は一週間から10日にもわたって肌寒さが続いてしまう事があります。
この頃は一般的に「梅雨寒む」と表現されているようですね。

このように寒の戻りと同じように寒さがぶり返す場合、季節の植物などになぞらえて寒さの表現が変わって行くんですね。
それにしても早く春の暖かさが戻らないと、サクラが可哀想ですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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入学おめでとう

2015年 04月9日 - 日常

各地で入学式が行われています。
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入学式とは、学校に入学することを許可し、そのお祝いをするための式典です。
新入生にとっては見るもの、聞くもの、すべてが初めてとなる新生活の始まりであり、在校生にとっては後輩を迎える節目の日です。
日本では4月に入学するのが当たり前ですが、これは日本独自の文化で、世界では事情が違います。
他の国ではいつ入学するのでしょう?国の中でも州や学校によって異なる場合もありますが、例をあげてみましょう。
1月=シンガポール
1月末~2月初め =オーストラリア、ニュージーランド
3月=韓国
4月=日本
5月=タイ
6月=フィリピン
9月=アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国
これらの国には共通点があり、いずれも夏休み明けから新学年がスタートします。
9月はまさにそうですし、オーストラリアやニュージーランドは北半球で季節が逆になるので、やはり夏休み明けです。
シンガポールやタイは常夏なので乾季や雨季の休みとなりますが、一番長い休み明けにあたります。
韓国は春休み明けの3月なので、日本とほぼ同じですね。
また、日本のように厳粛な入学式や始業式をする国はあまりなく、簡単な手続きやパーティーだけという場合が多いようです。
新入生の皆さん、頑張ってください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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一週間のご無沙汰でした

2015年 04月8日 - 日常

4月1日に発信ストップ宣言をしてから一週間で再開とは?と思われた方も居るでしょう。
1日~7日まで遠方へ出張しており、その間は起床から就寝まで多忙な毎日が予想されたため、4月1日でもありましたから私のささやかなエイプリルフールをプチ演じてみました。
昨夜遅くに帰宅しましたので、ブログ再開します。
またお付き合いください。

今日4月8日は、「花まつり」。
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花まつりとは、4月8日にお生まれになったお釈迦さまの生誕をお祝いする日のことなのです。
そして、お釈迦さまがお生まれになった時、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)いわれたように、私たち一人一人のかけがえのない生命の尊さを思う日でもあります。
いまから2500年前のお話です。
インドのヒマラヤの山のふもとに、カピラバストゥという小さな国がありました。
ある夜、おきさきさまのマーヤーさまは、白い象が空からおりてきて自分のおなかにすーっと入る、不思議な夢をごらんになりました。それは王子様ご誕生を知らせる夢だったのです。
いよいよお生まれになる日が近づいてきましたので、マーヤ-さまは、ご自分のふるさとに帰ることになりました。
その旅の途中、色とりどりの花が咲いているルンビニーの花園でひとやすみされようとしたその時、かわいい元気な男の赤ちゃんがお生まれになりました。
あたりには、うつくしい音楽がひびきわたり、甘い香りの雨がふりそそぎ、王子さまの体をきれいに洗い清めました。
すると王子さまは、すっくと立ち上がり、七歩あゆまれ、天と地を指さされ「天上天下唯我独尊」と言われたのです。4月8日のことでした。
やがて王子さまは世の人々を救うお釈迦さまとなられました。
「天上天下唯我独尊」とは、「目を見開いて見渡せば、どの生命もどの生命も皆光り輝いている」という意味です。
かけがえのないいのちの自覚をそれぞれの人に呼びかけているのです。
わたしたちはこのことに気づき、その尊いいのちを輝かせるために、明るく、楽しく、仲良く生きることを実践しなければなりません。

法華宗では、インド在世のお釈迦さまとは別に、法華経の教えによる久遠という遥かに遠い昔に仏になられたお釈迦さまを「久遠本仏釈尊」(くおんほんぶつしゃくそん)を称して、信仰の基本としています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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2015年 04月1日 - 日常

4月1日。
今日から新年度のスタートです。
が、BLOG「法華坊主の独り言」は本日をもって発信ストップします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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初午雑感

2015年 03月31日 - 日常

早朝、近くの畦道で色鮮やかに咲く紅梅を見つけました。
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昨日は沼津で満開になったサクラを観てきましたが、今日は地元で紅梅。
日本も広いなぁと思っていましたが、今日の福島の最高気温は、今日までは3月というのに24.3℃。
今日は西日本から北日本の広い範囲で日差しが届き気温が上昇。
最高気温が25℃以上、今年初の夏日を観測した地点もありました。

そして今日は旧暦の初午です。
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初午の起源は、昔、初午の日に京都にある伏見稲荷大社の祭神「御食津神」が降臨したので、この日が稲荷祭りになっていわれています。
伏見稲荷の縁起だと、初午の日を稲荷の縁日と決めたのは、祭神が伊奈利山の三箇峰に降臨したのが和嗣4年(711年)の二月の初午の日だったと記されています!
稲荷の名は「稲生り」から来たという説がありまして、「お稲荷様」は、食物の神や、農耕の神と位置付けられ、宇迦之御魂の神で、五穀をつかさどる農業神として崇められていました。
明日から新年度、心機一転またまた頑張りましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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大法要を待つサクラ花満開

2015年 03月30日 - 日常

昨日から、来月5~6日に光長寺開基同時二祖の日春大聖人の700遠忌、宗門再興日隆聖人の550遠忌、法運中興日朝聖人の550遠忌大法要が奉行されるため、その準備で沼津に行ってきました。
全国より多くの檀信徒はもちろんのこと、宗内僧侶の登山も予想され、厳粛かつ盛大に挙行されることでしょう。

沼津はとても暖かく気温20℃。
境内の参道から本堂前にかけてはサクラの名所です。
大法要を前にサクラの花が散ってしまいそう。
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絶好のお花見日和というとどんな日のことを思い浮かべますか?
もちろんサクラが見頃になっていることが一番の条件です。
お天気としては、まず雨が降らないこと。傘をさしていてはせっかくの桜もよく見えません。
つぎに風が穏やかなこと。風が強いと土ぼこりがたったり、目にごみが入ったりして外に長い間いられませんね。
そして最高気温が15度以上で暖かいことです。つまりポカポカ陽気で外でのんびりしたくなるような日がお花見日和なのです。
でも春の天気は変わりやすく、桜の咲いている短い期間でも風の強い日があったり、寒い日があったりとなかなかこの条件が揃わないのです。
絶好のお花見日和は毎年2,3日しかありません。
この条件が揃ったら何をおいてもお花見したいものですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春まっしぐら

2015年 03月28日 - 日常

今日も昨日に引き続き春の暖かい日となりました。
今日の最高気温は21.7℃。
境内のヒアシンスは、満開となりました。
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境内の日当りの良い場所では、スイセンが咲きだしました。
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さらには午後になりましたら、サクラもチラホラと開花してきました。
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まさに春本番、ありがたいですねぇ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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山笑う安達太良山

2015年 03月27日 - 日常

昔から日本の人々は、四季折々の山の姿を眺めては、その季節ごとに俳句の季語として取り上げてきました。

春の山は「山笑う」と表現されます。
暖かくなって、動植物が一斉に目覚める季節、若葉や春の花が柔らかな日差しを浴びている風景をあたかも微笑んでいるかのように感じたのでしょう。
ちなみに、夏の山には「山滴り」という言葉があり、秋の山は言うまでもなく「山装う」、そして冬は「山眠る」と表現されます。
豊かな四季を持つ自然は、私たちの心を癒してくれる貴重な財産です。
これから夏にかけて、山に入るひとも多いと思いますが、山の環境を守りながら、自然とふれあいたいものです。

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まさに境内の裏に見える安達太良山の今日のお姿は、一昨日の富士山に勝るとも劣らない「山笑う」の見事な景色です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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