日常

師走の「忙中閑あり」を体験

2017年 12月18日 - 日常


先週、上京した折、郊外にある美術館で特別展「日本画三山」展を観てきました。
三山とは、日展の杉山寧・髙山辰雄・東山魁夷の三画伯で、それぞれ姓に山がつくことから名題されたようです。
4年前の秋、二本松市出身の日本画家・故大山忠作の作品を所蔵する大山忠作美術館において「五星山」展を観たことがあります。
五星山とは、東山魁夷・髙山辰雄・平山郁夫・加山又造・大山忠作で、姓に山のつく文化勲章受章の5人の作品が展示してあったことを思い出しました。
今回の特別展は、精力的な日本画制作はもとより、雑誌の表紙絵も手掛けたことで広く一般に日本画の魅力を知らしめたという点において、三者は共通していることが狙いのようです。
杉山寧と髙山辰雄は『文藝春秋』の表紙絵を、東山魁夷は『保健同人』、総合雑誌『日本』、そして文芸雑誌「新潮』の表紙絵を手掛けています。
とても興味深いものでした。
さらに東山魁夷がデザインした劇場の緞帳や歌舞伎筋書の表紙絵、そして六世中村歌右衛門の歌舞伎衣装は見ごたえがありました。
作品を詳しく説明してくれた学芸員のお姉さんもまたよかったですし、師走の「忙中閑あり」を体験しました。
昼食を摂るのも忘れ、心のリフレッシュができたこと、お伴に感謝します。

さんま・しのぶ、別れても息ぴったり。  法華坊主 joe

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精進して成し遂げる努力

2017年 12月17日 - 日常

今年も残すところ二週間となりました。
今年の年頭に誓ったことのうち、まだ達成していない事柄については、まだこれから14日間残っていますので、精進して成し遂げる努力をいたしましょう。

さて、吾が祖・日蓮聖人は、貞応元年(1222)2月16日、千葉県安房郡小湊にお生まれになりました。
よって平成33年には、日蓮聖人がお誕生されてより800年を迎えます。
その前夜、日蓮聖人のお母さまであられる梅菊は、体内に大きな日輪が入ってくる夢をご覧になり、また日蓮聖人がお生まれになったと同時に浜辺の岩からは清水がわき出し、沖に無数の蓮華が咲きほこったと伝えられています。
日蓮聖人がお生まれになることは、すでに三千年ほど前に『法華経』の中で予言されていました。
『法華経』はすべての存在を救うために説かれたお経ですが、特に正しい教えも修行も失われた末法(まっぽう)の世に生まれたものを救うことが強調されています。
そこでお釈迦さまは、後の世のために「上行菩薩(じょうぎょうぼさつ)」を初めとする大勢の「本化(ほんげ)の菩薩」にその任を託されているのです。
そして現実に末法の始めとなって、自ら本仏釈尊に誓われたとおり、上行菩薩はこの世に出現されます。
それがまさに、日蓮聖人であります。
高僧の場合、尊敬に念をもってお誕生のことを、「御降誕(ごこうたん)」とか「御聖誕(ごせいたん)」と申します。

60回目の誕生日おめでとう。  法華坊主 joe

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雪など降っていなかった

2017年 12月14日 - 日常

「忠臣蔵」で有名な、大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)以下、四十七士が本所の吉良上野介邸に討ち入りした日です。
1702(元禄15)年12月14日の寅の上刻(午前3時)頃のことです。
赤穂浪士は一般的には四十七士とよばれますが、浪士の一人の寺坂吉右衛門は討ち入りに参加はしましたが、泉岳寺にひきあげる途中で姿をけして切腹をまぬがれ、83歳まで生きています。

この時期から年末にかけて、テレビでスペシャル時代劇で、『忠臣蔵』がかかることが多いですが、それはこの時期が実際の『忠臣蔵』――赤穂浪士吉良邸討ち入りの日にあたるからなんでしょう。
雪を踏みしめて吉良上野介の館へ向かう四十七士は、映画やドラマで非常にドラマチックに描かれており、印象的です。
しかし雪はあくまでフィクション上での演出であり、史実では雪など降っていなかったという説もあります。

マークルさん、英王室とXmas?  法華坊主 joe

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世相を感じる今年の漢字

2017年 12月13日 - 日常

「漢字の日」にあたる昨日(12日)、その世相を表す「今年の漢字」は「北」に決定し、京都・清水寺で発表されました。
日本漢字能力検定協会の一般公募で最多だったことを受けて、森清範(もりせいはん)貫主(かんす)が特大サイズの和紙に大筆で一字を揮毫しました。

北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨、北海道産のじゃがいもの不作、北海道日本ハムの大谷翔平選手や清宮幸太郎選手、競馬キタサンブラックなどが選ばれた理由として挙げられました。
ちなみに「今年の漢字」トップ10にランクインした漢字は以下の通りです。
1位「北」
2位「政」
3位「不」
4位「核」
5位「新」
6位「選」
7位「乱」
8位「変」
9位「倫」
10位「暴」です。
不穏な漢字が多いと思いませんか。
「北」一文字が選ばれたこと以上に、ベスト10の並びに世相を感じます。
来年は良い年になりますように・・・。
ちなみに今年話題の女性芸能人による今年の漢字一文字は
広瀬アリス 「挑」
剛力彩芽  「楽」
黒木瞳   「時」
松岡茉優  「観」
綾瀬はるか 「礼」
岡田結実  「狂」
白石麻衣  「飛」
ブルゾンちえみ「億」です。
法華坊主の漢字一文字は、「線」です。
理由はご想像ください。

伊方原発3号機「運転差し止め」  法華坊主 joe

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清浄な気持ちで新年を

2017年 12月12日 - 日常

10日から、今年最後の震災被災地へ供養と祈願の行脚へ出かけてきました。
今朝、泊まっていた宿の窓からは一面に広がる銀世界を見ることができました。

さて、12月も中旬を迎えました。
「師走」、こう聞いただけで、なんとなく慌ただしさを感じます。
12月は一年の終わりです。
でも、大晦日の31日が明ければ1月1日=元旦です。
また新しい年がやってきます。
そう慌てることもないでしょう。
ましてや目先の欲だけに心を奪われて、右往左往しているばかりでは、「ただただ一生を空しく過ごして、万年もの間、悔いを残すことにもなりますよ」(冨木殿御書)と、日蓮聖人は説かれています。
十二支の終わりは「亥(いのしし)」です。
でも振り出しに戻れば「子(ねずみ)」。
この「子」の字には、種子という意味があるそうです。
ならば、久遠の昔から心に宿されているという、佛種を育ててみようと心がけてみることも一策と思いませんか。
まずは大晦日に除夜の鐘で百八つの煩悩を払い、御本尊様に合掌し、清浄な気持ちで新年を迎えたいものです。

ジェンキンスさん死亡、77才。  法華坊主

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戌は良犬のことで誠実

2017年 12月9日 - 日常

皆さんのお宅ではペットを飼っていますか?
我が家は法華坊主が子供のころ、ネズミ退治のために三毛猫を一匹に飼っていましたが、その猫が死んだあとは猫はもちろんその他のペットも飼ったことはありません。
そこで、今朝の新聞に折り込まれていた広告を見てビックリ。
「ワンちゃん、ネコちゃん、Xmas SAIL」の見出し。
ネコの部の一例をあげると
ベンガル ¥79,800~
ポメラニアン ¥20,000~
アメショー ¥30,000~
キャバリア ¥30,000~
イヌの部の一例をあげると
ラブラドールR ¥50,000~
ゴールデンR ¥50,000~
Tプードル ¥10,000~
マルチーズ ¥10,000~
さらにはイヌを対象に、フード定期購入で更に「生体半額!!」のフレーズ。
ワンちゃんも、ネコちゃんもどんな気分でおられるのでしょう。

来年(平成30年)は、戌(犬)年です。
戌年の「戌」は、「良犬」のことを指しており、12支の中で最も誠実であるといわれています。
忠犬ハチ公を彷彿とさせる戌年生まれの人は、どんな性格なのでしょうか?

ハリルJ、北朝鮮に1-0劇的勝利  法華坊主 joe

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山だけでなく里にも降雪

2017年 12月7日 - 日常

今日は24節気のひとつ「大雪(たいせつ)」です。
全国的に冷え込みが一段と強まり、北海道・陸別町では最低気温は氷点下23.8度と、昨日に引き続き全国でこの冬最も低い気温になりました。
山岳だけでなく、平野にも降雪のある時節ということから大雪といわれたものでしょう。
このころになると暖かい地方でも初氷が張り、全国的に冬一色になります。
スキー場がオープンしたり、熊が冬眠に入るのもこのころ、鰤(ぶり)など冬の魚の漁も盛んになります。
鰤はお刺身はもちろん、ぶりしゃぶなどでも脂の乗りを堪能できます。
また大根も旬なので、ぶり大根は大雪にはもってこいのおすすめ料理です。

年末に向け、お正月の準備も始まって、何かとあわただしい時期でもありますから、ご自愛ください。

アメリカ、エルサレムを首認定。  法華坊主 joe

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地味に恥ずかしい漢字の間違い

2017年 12月6日 - 日常

悔やんでいます。何をって?
「甘党」「辛党」ってご存知ですよね。
「甘党」とは、もちろん甘いものが好きな人です。
「辛党」とは、酒が好きな人のことです。
私の下戸の後輩は、「辛党」 を激辛ラーメンなどの辛いものが好きな人と勘違いしていました。
酒も好きだし、饅頭も好きという人を〈両刀使い〉とも言います。
法華坊主は今日まで、甘党・辛党というからこの時は、両刀使いの〈とう〉は「党」だと思っていました。
それは間違いで、両刀使いの〈とう〉は「刀」ですよね。
よく考えればわかることでも、うっかりミスが長じてそう思い込んでしまっていました。
漢字の書き間違いって、地味に恥ずかしいです。
難しい漢字は間違えても仕方ないですが、簡単なはずなのに間違えてしまう漢字もあります。
例えば
ふんしつ ⇒ 粉失?それとも紛失?
せいせき ⇒ 成績?それとも成積?
ぶんせき ⇒ 分折?それとも分析?
(寿司)ざんまい ⇒ 三昧?それとも三味?
ウーロン茶 ⇒ 烏龍茶?それとも鳥龍茶?
おしゃれ ⇒ お酒落?それともお洒落?
さらには先日、手書きで間違ったのが、かんぺきの〈へき〉で、完壁と書いてしまいました。
〈へき〉の字は、下の部分が土ではなく玉で、完璧です。

最近、漢字を書くことがめっきり減りました。
そもそも字を書くこと自体が少なくなりましたし、普段はパソコンやスマホを使いますからね。
読めてもかけない漢字が増えてきました。
もう一度、漢字の勉強してみます。

NHK受信料制度「合憲」、最高裁が初判断。  法華坊主 joe

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大きく明るいお月様

2017年 12月5日 - 日常

昨夜(4日)のお月様をご覧になりましたか?
今年最後のフルムーン。
しかも、今年最大の満月「スーパームーン」の日でした。
毎日、大きさが変わって見えるお月様。
それは「月の軌道が真円ではなく、楕円だから」というのは、星空情報に疎い法華坊主でも知っています。
「スーパームーン」とは、月と地球の距離が最も近くなるタイミングで満月、新月になる現象のことだそうです。
昨夜がまさにその日! ちょうど満月にあたり、お月様が2017年で最も大きく、最も明るく見える日でした。
最も小さい満月比べ、大きさは14%増、明るさも30%アップして見えるそうです。
夕べ見られなかった方も、今宵ぜひ空を見上げてみてください。
今年最初で最後のスーパームーン+1日が見られますから!

また今(5日)日は「国際ボランティアデー」です。
国際ボランティアデーは、昭和60年(1985年)に国際連合により、世界の平和と社会開発の実現のために活動するボランティアの意義の認識を高め、ボランティア活動の推進を目的として定められました。
法華坊主も、所属するボランティア団体の研修に参加してきましたが、お疲れ気味で体調不良?

羽生善治棋聖、前人未踏の永世7冠を達成。  法華坊主 joe

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悲しくてやりきれない

2017年 12月4日 - 日常

はしだのりひこさんが、72歳で亡くなったことを報道で知りました。
死因はパーキンソン病の合併症による白血病だそうです。
彼は、きたやまおさむさんや加藤和彦さんが1965年に結成し、「帰って来たヨッパライ」などをヒットさせた「ザ・フォーク・クルセダーズ」に参加し、「関西フォーク」ブームの先駆けとなりました。
解散後、別のグループで活動し、ヒット曲に「風」「花嫁」などがあります。
10年ほど前からパーキンソン病を患い、闘病生活を続けていましたが、今年4月に京都市内で開かれた、きたやまさんらのコンサートに車椅子で出演していたそうです。
お若い人たちには、昨年の長編アニメ『この世界の片隅に』のオープニング・テーマに使われた「悲しくてやりきれない」が映画ともども話題になったことで、この曲をご存知の方も多くおられるでしょう。
コトリンゴがカバーし、彼女のふんわりと宙に浮くような歌声が印象に残るバージョンだったと憶えています。

私の周りにもパーキンソン病を患っているご婦人が居られます。
お訪ねすると気丈に振る舞ってくれますが、なかなか生活はたいへんのようです。
パーキンソン病は、脳の異常のために、体の動きに障害があらわれる病気で、現在、日本には約15万人の患者さんがいるといわれています。
高齢者に多くみられる病気ですが、若い人でも発症することがあります。
12月に入って日増しにお寒くなりました。
風邪などひかぬよう体調管理に気をつけましょう。

とろサーモン、M-1グランプリで優勝。  法華坊主 joe

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