日常

明日は楽しいひな祭り♪

2020年 03月2日 - 日常

明日3月3日は「桃の節供」です。本来は「上巳の節供」(じょうしのせっく)といいますが、ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」として親しまれています。
ひな祭りの味といえば、「菱餅」や「ひなあられ」、「白酒」などがあり、ひな壇に飾るとおひな様も喜んでいるように見えます。また、「蛤の潮汁」や「ちらし寿司」も、お祝いのごちそうとしておいしいだけでなく、縁起よく、見た目も春らしくて華やかです。

菱餅といえば現在は、緑、白、桃色と春らしいパステルカラーの3色が重なった菱型のお餅のことです。もともとは古代中国で「上巳節」の時に食べていた母子草の餅がルーツで、母と子が健やかにとの願いが込められていたそうです。母子草とは春の七草のひとつ御形(ゴギョウ)のことです。
それが日本に伝わり、よい香りで邪気を払う力があるとされる、よもぎを使ったよもぎ餅になりました。ひな祭りによもぎ餅(草餅)を食べるのはこの名残りだそうです。

そして、ひな祭りの飲み物といえば、童謡にも歌われている「白酒」です。
もともとは、桃が百歳を表す「百歳」(ももとせ)に通じることから、桃の花を酒にひたした「桃花酒」(とうかしゅ)を飲む風習がありました。
江戸時代から「白酒」が好まれるようになり、ひな祭りといえば「白酒」が定着していきました。

我が家は、男の子二人ですからおひな様を飾りませんが、お参りに出かけた先でお飾りを拝見すると「春爛漫」を体感できます。でも、コロナ・コロナじゃ、気持ちがウキウキしませんね。

 

北朝鮮、日本海へ飛翔体2発発射。  法華坊主 joe

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春めいてきましたね。

2020年 03月1日 - 日常

いよいよ3月が始まりました。3月の異名と言えば「弥生」が最も一般的です。木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる)月が短くなり、「弥生(やよい)」となったそうですが、他の月の異名とは違い他の説はあまり聞かれないようです。

「弥生」以外にも、季節が春へと向かう時期らしい、春の息吹がみなぎる華やかな呼び名がいくつもあります。例えば、花月(かげつ)、桜月(さくらづき)、早花咲月(さはなさきつき)、花見月(はなみづき)は、花や桜などの漢字が入っており、柔らかな春を連想させます。3月3日雛祭りがある月という意味の雛月(ひいなつき)、春はカイコを孵化させ養蚕を始める時期ということから蚕月(さんげつ)という呼び方もあります。さらには、竹秋(ちくしゅう)という、一見「秋」を思い起こさせる呼び名もありますが、これは春に竹の葉が黄色く色づき、竹にとっては秋にあたるという意味があるようです。

これからは少しずつ寒さが緩み、外出しやすくなる季節ですが、新型コロナウイルス感染が収まらないことには、外出はもちろん、年度末年度はじめの諸行事、花見などの行楽、すべてが中止・延期や規模の縮小になってしまうことはザンネンでなりません。一日も早い終息を祈るばかりです。そんな中、大迫選手が東京マラソンで2:05:29の日本新、東京オリンピック濃厚になったニュースは嬉しいですね。

 

米国とタリバン、和平合意に調印。  法華坊主 joe

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平年より月日の多い年。

2020年 02月28日 - 日常

明日で2月も終わりですが、今年は閏年(うるうどし)のため29日まであります。閏年の「うるう」は日常的に使うことがない言葉です。「閏」は「平年より月日の多い年」という意味です。2020年のような年をうるう年と呼び、平年にはない2月29日は閏日となります。うるう年は英語で「leap year」または「intercalary year」です。

閏年というと、オリンピックが開催される年というイメージですが、実は閏年だからオリンピックが開催されるわけではありません。きっかけは、たまたま4年に1度、4で割り切れる年に開催されることになっているオリンピックの第1回目がうるう年に開催されたことです。過去には平年(閏年ではない通常の年)に行われたオリンピックもあり、そもそも、100で割り切れる年は閏年としないというルールがあるのです。ちょうど、オリンピック第2回目のパリオリンピックはその年に当たったため、実質、閏年ではなかったことになります。この法則でいくと、2100年のオリンピックは閏年ではない年に開催されることになります。

世間をにぎわせたあのビックリ事件が閏年に起きていることをご存知でしょうか。近代の出来事だけでも、閏年には歴史に残るような大きな事件が起きていたことがわかります。日本国内をはじめ、世界でもいまだにメディアが取り上げられるような大きな事件もありました。1960-安保条約反対闘争  1964-新潟大地震、東海道新幹線開通(東京オリンピック開催)  1968-三億円事件  1972-日中国交正常化、沖縄返還、連合赤軍浅間山荘事件  1976-ロッキード事件  1980-イラン・イラク戦争  1984-グリコ・森永事件、長野西部地震  1988-青函トンネル・瀬戸大橋開通  1992-PKO協力法案成立  1996 -O157による食中毒事件  2000-有珠山・三宅島噴火  2004-新潟県中越地震  2008-秋葉原で通り魔、7人死亡  2012-尖閣・竹島問題  2016-熊本地震

こうして見てみると、意外に閏年には多くに事件事故が発生していたことがわかります。とりわけ2020はコロナウイルス感染ということなのでしょうか。

 

北海道「緊急事態宣言」発令。  法華坊主 joe

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中止や延期を要請。

2020年 02月26日 - 日常

安倍晋三首相は今日、首相官邸で開催した新型コロナウイルス対策本部で、スポーツなどの大規模イベントについて今後2週間は中止や延期をするよう要請しました。首相は「多数の方が集まる全国的なスポーツや文化イベントに関し、今後2週間は中止や延期、規模縮小の対応を取るよう要請する」と述べました。

その一方、東京オリンピック・パラリンピックについて、大会組織委員会の武藤事務総長が取材に応じ、「基本的な考え方は予定通りに実施することを前提に考えている」と、予定通りの開催を強調しました。また、来月から始まる聖火リレーについても、「中止にすることは全く考えていないが、イベントの規模については基本方針を示したうえで、都道府県と相談し個別に判断していく」と述べました。 さらに国会では、IOC=国際オリンピック委員会の委員が「ことし5月末までに終息していなければ東京大会を中止する」可能性に言及したことについて、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣が「委員の発言は公式見解ではない」としたうえで、開催に向けて準備を進める考えを強調しました。

政府が後手に回っているとの批判は与党内からも漏れています。昨日の記者会見で対応の遅れを問われた菅義偉官房長官は「これまで先手先手で対応してきた。基本方針も今後、患者が増加する局面を想定しており、ある意味で先手先手だ」と強調しました。今日の衆院集中審議も、まるで茶番ですね。

 

検事長定年問題、森法相が答弁修正も撤回拒否。  法華坊主 joe

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一足早い春の訪れ。

2020年 02月24日 - 日常

厚生労働省は20日、イベント主催者に開催の必要性を改めて検討するよう要請する文書を公表しましたが、現時点で政府として自粛要請は行わないとしました。主催団体などからは「結局、どう判断すればいいのか」と当惑の声が上がっています。個人的には「個々の団体だったり、事務所だったり、運営側に中止を任せますといのは責任が大きすぎる。日本政府から『ダメです!』と言われたら、当然中止する」のだから、正確な情報を開示して、適切な指示を発表すべきではないかと思います。明日発表される政府の指針に期待するところ大です。

立正院から東へ約10㌔の阿武隈山地の裾野に飯野町があります。「第13回飯野つるし雛まつり」は22日、福島市飯野町の中心商店街通りで始まりました。子どもの健やかな成長を願い、丹精込めて手作りした干支のネズミや縁起物、花、動物などをかたどったつるし雛計約10000点をメイン会場の飯野学習センターをはじめ、商店や事業所など約40カ所で展示しています。色鮮やかなつるし雛の数々が一足早い春の訪れを告げ、地元住民らでつくる実行委が、約700メートルにわたって商店街や公共施設などの店内や軒先に手作りのつるし雛を観ることができます。どうぞコロナウイルス対策に気をつけて、是非お訪ねしてみてはいかがですか?

 

新型肺炎で世界同時株安。  法華坊主 joe

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今さら聞けない!

2020年 02月23日 - 日常

「今さら聞けない」ってことありませんか? 例えば、PayPay、ネット用語、ヤフー携帯ショップ、ふるさと納税、アメリカ大統領選のしくみ、雛祭りのあれこれ等々たくさんあります。

先日、千代田図書館を訪ねました。場所は九段下駅から徒歩で3〜4分、千代田区の合同庁舎ビルの9〜10階にあります。
比較的新しく清潔感があり、近代的なビルの中には、駐車場やパン屋、ちょっとした食事ができるラウンジスペース、食堂などがあり、1日かけて閲覧したいときなどには大変ありがたい施設のようです。
訪問の理由は、千代田図書館で開催されていた「いまさら聞けない? 芥川賞・直木賞」を観ることでした。文学賞といえば芥川賞と直木賞。ところが、名前は知っているけれど、どんな賞なのかはよくわからないという人も・・・。今回は、芥川賞・直木賞をまるっとおさらいできる展示会でした。
芥川龍之介と直木三十五、そして菊池寛の人物紹介をはじめ、芥川賞・直木賞制定の経緯や選考にまつわる多数の裏エピソード、選考委員のメンバーなどをパネルで紹介しており、受賞作や受賞作家の作品、文学賞に関する書籍など約200冊を展示・貸出していました。

芥川賞は優れた純文学を書いた新人に与えられる文学賞のことで、直木賞は無名・新人・中堅の大衆小説に与えられる文学賞のことです。法華坊主なりに解釈を加えると、純文学は「芸術性」「形式」を重んじる小説で、主に文章の美しさや表現方法の多彩さが評価されます。大衆小説は「娯楽性」「商業性」を重んじる小説で、読んで楽しい!と感じるエンターテイメント作品のことです。

『文藝春秋』の創業者である作家・菊地寛が「芥川と直木を失つた本誌の賑やかしに、亡友の名前を使はうと云ふのである」と記した賞創設のいきさつなどを紹介していました。会場には、芥川・直木両氏のの略歴などをまとめたパネル12枚も展示してあり「芥川賞に辞退者が出て菊池寛が怒った」「古書として280万円の値段が付いた芥川賞作品がある」などの裏話も記されていました。ザンネンながら先週21日で終了しています。

 

天皇陛下60歳、令和初の誕生日。  法華坊主 joe

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間もなく春ですよ。

2020年 02月21日 - 日常

節分をすぎると、実際の季節はまだ冬なのですが、気持ちの上では何となく春の到来を感じてしまいます。気温も低く朝夕は寒さも厳しいのですが、太陽の光は日毎に力強くなっていくのが実感できます。光の上ではもうすっかり春の雰囲気です。この季節を先人は「光の春」と表現しましたが、素晴らしい感性ではありませんか。それに合わせて、地中で眠っていた虫たちも春の気配を感じ始め、お互いに「間もなく春ですよ。起きる準備をしましょう」とばかり、活動し始めます。そんな中、今週上京した時に街路に咲いている花の名前は何?と尋ねたら、「沈丁花(じんちょうげ)」と教えてくれた人がいました。

この季節になると「沈丁花」の福郁たる香りが漂ってきます。中国が原産の「沈丁花」は、秋を運ぶ「金木犀」と同じように、その芳香を遠くに運び、季節を実感させてくれる花として、かなり古くから人々に愛されてきました。いつの頃に我が国に渡来したのかはっきり記述したものはないようですが、侍たちが活躍し始めた頃から人々に愛されていたようです。常緑の低木で高さはたかだか1メ-トル程度で、根元から密に分枝して半球状の樹形になる特徴があり、光沢のある厚い葉を繁らせ、その緑は寒気の中でも衰えることがなく、私たちの目を楽しませてくれます。

この白い花の持つ独特の強い芳香が、中国の高貴な香りとして知られている沈香や丁香に似ているところから、沈丁に香りという意味で「沈丁花」と名付けられたようです。花ことばは「栄光」「歓楽」だそうですが、確かにこの花の香りをかぐと何となく心がうずく気がします。これは単に春が来た喜びだけではないような、何か心から気持ちの高まりを感じ、何かよいことがおこるような予感さえ感じさせてくれると思いませんか。ちなみに香りが良いことで「沈丁花」「梔子(クチナシ)」「金木犀(キンモクセイ)」の3つは〈三大香木〉と呼ばれています。

 

新型肺炎、国内発生100人超に。  法華坊主 joe

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すべては写真だ。

2020年 02月20日 - 日常

今回の上京の目的のひとつは、親しい友人が薦めてくれた「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展(東京渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム、~3月8日)を観るためです。

 

1950年代からニューヨークでファッション・フォトグラファーとして華々しい活躍を見せたのち、晩年は”カラー写真のパイオニア”と呼ばれた写真家ソール・ライター。ニューヨークにあったソール・ライターのアトリエには、彼の死後に膨大な作品群が残されました。今回の2部構成のうち第1部では、そこから発掘された未発表カラー作品を世界ではじめて公開するコーナーがあり、さらに前回の回顧展では紹介されなかったモノクロカラーの代表作や未発表作品も展示しています。約200点の作品を通して、ソール・ライターの業績に迫るのに加えて、2000年以降にデジタルカメラで撮影されたカラー作品も展示してあり、ほとんど紹介される機会のなかったこれらの作品からは、写真技術が絶えず革新される中にあっても一貫していた、ソール・ライターの創作の世界をうかがい窺い知ることが出来ます。

第2部では、アトリエに残された膨大なアーカイブ資料が展示してあり、長年放置されたカラースライドから起こした未発表作品、家族や親しい人びとを捉えた写真の断片群、セルフポートレートやスケッチブックといった創作資料から、ソール・ライターの実像に光をあてるコーナーです。また、ファッション誌『ハーパーズ・バザー』の撮影で知り合って以来、絵画への共通の関心ゆえ親密な関係を結んだ女性、ソームズ・バントリーも取り上げており、ソール・ライターが撮影したソームズのポートレートとともに、アーカイブに残されたソームズの絵画作品から数点を世界ではじめて公開した展覧会でした。

大きな話題を呼んだ2017年に開催された日本初の回顧展も鑑賞した友人のナビのおかげで、ソール・ライターの生涯にわたる創作の秘密を紐解くことが出来ました。

 

クルーズ船の乗客、2人死亡。  法華坊主 joe

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草木が芽生える頃。

2020年 02月19日 - 日常

今日は24節気のひとつ「雨水(うすい)」です。

空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味で、草木が芽生える頃、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹くのもこの頃です。
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもします。三寒四温(さんかんしおん)を繰り返しながら、春に向かっていきます。
地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。三寒四温とは、寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。これを繰り返しながら、だんだん暖かくなり、春へと向かいます。
もともと、中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉で、後に日本に伝わりました。

今朝から東京滞在していますが、コートいらずのぽかぽか陽気で、上野公園の早咲き桜や湯島天神の梅が満開でした。

 

籠池前理事長に懲役5年。  法華坊主 joe

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”リアル”を暴き出す。

2020年 02月18日 - 日常

2019年キネマ旬報ベスト・テン 文化映画作品賞を受賞したのは「i -新聞記者ドキュメント-」でした。

前にブログした映画「新聞記者」の原案者としても話題を集めた東京新聞社会部・望月衣塑子記者を追った社会派ドキュメンタリーです。オウム真理教を題材にした「A」「A2」、佐村河内守を題材にした「FAKE」などを手がけた森達也監督が、新聞記者としての取材活動を展開する望月の姿を通して、日本の報道の問題点、日本の社会全体が抱えている同調圧力や忖度の実態に肉迫していきます。映画が触れるのは辺野古の基地建設問題、森友学園・加計学園問題、伊藤詩織の準強姦被害の訴えなどで、登場人物は籠池夫妻や前川喜平・元文科省事務次官らおなじみの顔触れです。それよりも気になるのは、記者クラブの閉鎖性の問題です。散々言われていることですが、実際になぜあれほど窮屈なのか、改めて疑問に感じます。

監督の森は官邸会見に入って望月を撮影しようとしますが、いくら申請をしても会見への出席は許されません。官邸前の公道でカメラを回すことさえ、警備の人間に止められる有様です。監督自身は「政権批判の作品ではない」と言っているものの、望月が主人公となれば、「見たくもない」と言う政権擁護派もいるでしょうが、この映画を見れば森の言うことは本当だと分かると思います。政治的立場に関係なく、「i」の意味を考えることの大切さが提示される、最後の最後で本当にどきっとさせられるドキュメンタリー映画でした。

当日は「建国記念の日」で、会場の文京シビックホールの傍では、「民主主義に天皇はいらない」「天皇制を廃止しよう」と主張する反対派のデモ行進に対し、警視庁機動隊が沿道を警備するなど、異様な光景も見られました。

 

中国、全人代が事実上延期に。  法華坊主 joe

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